スリランカでは「ハクル」という黒砂糖みたいなものがあります。
詳しい作り方はわからないのですが、
椰子の花の蜜を煮詰めて作ったもので
とろっとしたシロップ状のものを「パニ」、
パニをもっと煮詰めて固形にしたものが「ハクル」です。
これは「ココナッツ椰子。」
「椰子の木」といえばきっとコレでしょう?
スリランカだけでなく、南の国といえばこのココナッツ椰子
スリランカにもココナッツ椰子はたくさん生えてます。
ココナッツで作られるパニは比較的安いとのこと。
そしてこれは「キトゥル椰子」
葉っぱの形がココナッツ椰子とまるで違います。
私は今回初めてこの木を見ました。(ちなみにこれはKandy(キャンディ)近辺で撮った写真。)
この木が生えている地域は限定されているのらしいのであまりお目にかかれません。
そしてこれは「タル椰子」(シンハラ語の発音がカタカナにしづらいのですが。)
スリランカの北部のほうに行くと、ココナツ椰子が極端に減り、このタル椰子ばかりが目につくようになります。
逆に北部にいかないとこのタル椰子は見られません。
今回はいろんなハクルを購入することができました。
色も味も全く違います。(その時の生育状況や場所などでも味が変わるのかもしれません。)
写真の右上の黒いのはジャエラでふつうに売っていたハクル。
右下はジャフナのお土産屋さんで買ったタルハクル。
左上のはキャンディ市内で買った2ndクオリティー(かなり質の良い物)のキトゥルハクル。
左下のはキャンディ市内で買った1stクオリティー(めったに売っていない極上品)のキトゥルハクル。
ちなみに1stクオリティのキトゥルハクルは1kg450ルピーでした。(日本円で350円くらいかな?)
この一番質のよいハクルの味はミルクキャラメルのよう。
上品な甘さで、知っているハクルとは全く別物でした。
北部ではお土産用にこんなかわいらしいハクルもたくさん売っていました。
ちょっと溶けちゃって袋が汚くなっちゃったけど・・・
手頃な大きさでいいお土産になります。
そしてそして、椰子からお酒も作られます。
ず~~~っと飲んでみたかった「ラー」。
これもまた詳しい作り方はしらないのですが
夜、花のどこかの部分を切り、ポットなどをセットしておくと汁(?)がポットにたまっていくそうです。
その汁が夜の間に自然に発酵し、朝にはお酒になっているそうです。
念願かなって飲むことができました。
味はマッコリや甘酒を薄くしたようなかんじ。
ず~っと発酵し続けるので採りたての朝が一番おいしい。
時間が経つにつれ、酸味がきつくなっていきます。
ボトルに詰めたらたまにガス抜きが必要なくらいです。
そして1週間このまま放置しておくと、お酢になるそうです。(でもその日のうちに全部飲んじゃったけどね)
椰子ってすごい
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