さて、いよいよ手術当日です。
朝6時。
まずは点滴が入りました。
その後、7時30分に病室を出て「核医学」というところへ向かいます。
CTやMRIを撮るエリアの一角にある場所です。
ここで胸に注射。
リンパ節を見つけやすくするために、しこりんの近くへ青い色の付いた液体を注入します。
そしてその後は隣の部屋へ移動して撮影。
レントゲンとCTが合体したような機械でした。
仰向けになり、両腕を上げた状態でしばらくじっとしていなければなりません。
たぶん5〜10分くらい。
「動くと画像がぶれちゃうので動かないでくださいね」
と言われると、
なぜか余計に動きたくなる(笑)
なんとか無事に終了して病室へ戻りました。
この日は新たにおひとり入院されて、
4人部屋に3人。
部屋を広く使えるかなぁ、、と思っていたけどそんなことにはならなそうです。
10時30分頃には夫が到着。
少し話をしたあと、夫は手術室近くの家族待機室へ。
私は病室で呼ばれるのを待ちます。
11時35分頃には手術室へ向かう予定とのことで、
看護師さんから
「それまでにサージカルハイソックスと紙パンツを着けておいてくださいね」
と連絡がありました。
サージカルハイソックスはエコノミークラス症候群予防のためのものです。
いよいよだ。
すると急にドキドキしてきました。
怖さではなくて
イベントでチアダンスを踊る直前みたいな感じ。
本番前のあの独特の緊張感です。
時間になると看護師さんが迎えに来てくれました。
一緒に手術室へ向かいます。
手術室の前では夫と合流。
「行ってくるね!」
としばしお別れ。
私の手術室は6番。
病室は606号室。
今回はやたらと「6」に縁があるなぁ、なんて思いながら手術室へ入りました。
手術室はとても明るくて広い。
そしてベッドは人が乗るのに必要最低限という感じの大きさ。
乳がんの手術では両腕を横に広げるそうで、
ベッドに横になり、
両腕用の小さい台に固定されました。
先生や看護師さんと少し雑談していたのですが、
そこで思い出しました。
あ!
お願いするの忘れてた!
「先生、切り取ったものを見たいので、夫に写真を撮らせてもらえませんか?」
すると先生は即答。
「写真撮影は禁止です」
・・・え?前は撮らせてくれたのに。。。。(と心の中でつぶやく)
前回の大腸がん手術では写真を撮らせてもらえたので期待していたのですが、
今回の主治医の先生はとても真面目そう。
ダメと言われたら仕方ありません。
その後、
最初の少しふわっとする薬が入ってきました。
頭がぐるぐるしてきて、
「では麻酔を入れますねー」
という声が聞こえました。
「はーい」
と返事をした、その次の瞬間。
「林さん!終わりましたよ!」
でした。
時間を聞くと午後1時過ぎ。
きれいに記憶が飛んでいます。
その後は病室へ戻り、
約1時間ほど看護師さんが付き添ってくれました。
状態に問題がないことが確認できたら家族と面会できます。
すでにこの時は意識はしっかりしていました。
なんなら酸素マスクももう外していいんじゃない?と思うくらい(笑)
ただし痛みはありました。
「痛みはどれくらいですか?
10が我慢できない痛みだとしたら、1〜10でどれくらい?」
「5くらいです」
「痛み止め追加しますか?」
「お願いします」
ということで痛み止めを追加。
しばらくすると痛みは落ち着きました。
順調順調。
・・・と思っていたのですが。
夕方になって看護師さんが傷口の確認をした時、
何やら様子がおかしい。
最初に来た看護師さんが、
先輩看護師さんを呼ぶ。
先輩看護師さんが、
さらに上の看護師さんを呼ぶ。
これは嫌な予感しかしない(汗)
どうやら内出血を起こしていたようで、
「先生に診てもらいましょう」
ということになりました。
そして先生登場。
傷口を見て一言。
「内出血しちゃってるね」
次の瞬間。
胸帯を外し、
ついさっき手術したばかりの右胸を
ぐーーーーーっ!!
と思いっきり圧迫!!
「いたーーーーーーい!!!!!」
「やめてくれーーーーー!!!!!」
と心の中で叫びながら耐えました(笑)
その後は圧迫止血のため、
丸めたタオルなどを胸の上に置いて、
胸帯をこれでもかというくらいきつく締めて固定。
本来ならその日の夜から歩ける予定だったのですが、
「今日は離床なしで」
ということに。
がっかり。
酸素マスクは予定通り18時に外れましたが、
尿の管はそのまま継続。
こうして手術当日は、
思わぬ内出血騒動で幕を閉じたのでした。
つづく


コメント